こんにちは!
グロバルスタッフです。
今回は中学受験英語入試に関してのお話を致します。
皆様は中学受験のなかで英語を導入している学校が
増えているのをご存知ですか?
その数は実に146校!(2022年度入試の段階で)
導入校はこれからもまだまだ増えていくはずです。
一概に英語入試と言ってもいくつか種類があります。
大きく分けて
①英検タイプの入試
②プレゼンタイプの入試
③英語+他の科目
の3つに分かれています。
また面接もセットで実施されている学校も多いです。
英検タイプの入試には英検取得級により点数が入るものもあります。
また学校から規定されている英検取得級以上がないと
そもそも受けられない(受験資格が得られない)学校もあります。
でも
色々言われているけど
実際に問題の中身ってどうなの?
と気になられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はその中で以前グロバルの記事でも紹介させていただいた
聖学院の英語入試を実際に解いてみましたので
その中身をご紹介いたします。。
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聖学院中学校・高等学校
入試名:英語特別入試
募集人員:5名
募集資格:英検4級以上
英検準2級以上かTOEFLJunior670点以上
取得者は筆記試験免除
受験科目:英語+面接(英語&日本語)
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上記が学校側から出されている入試要項となります。
募集人員は5名と少ないですが
実質倍率は1.3倍(一昨年は1.2倍)と
例年そこまで高倍率ではなく推移しています。
筆記試験の中身としては
大問は3つで
大問1は文法問題(2題)
大問2は短文問題(会話文1題&短文2題)
大問3は英作文問題
で試験時間は50分
という構成となっています。
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大問1(文法問題)
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パート1の文法問題は
Animal:Dog=Flower:□
□に入る言葉を4択から選ぶような
連想ゲーム型の問題です。
パート2の文法問題は
語群の中から正しい英語を選ぶという英検で
出題されるタイプの問題です。
大問1に関しては
少し頭を悩ませる単語があるものの
パート1、パート2ともに
英検4級までの単語力と文法知識が
身についていれば解ける問題がほとんどでした。
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大問2(短文問題)
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パート1は会話文問題
パート2は10行程度の短文問題が2題
出題されています。
パート1に関しては
会話文を読み英語で出題された問題に答える
オーソドックスな問題ですが
会話文の中に現在完了の表現が使われていますが
こちらも4級までの知識で対応可能です。
注目したいのは会話文の中で使われている単語・熟語になります。
正直なところ4級までの語彙力では読めない部分があります。
その部分を以下に推測するかが課題となります。
パート2に関しては短文が2題出題されています。
こちらに関しては本文の中に答え載っているものが多く
比較的正答を導きやすい出題になっていました。
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大問3(英作文)
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英語で質問があり、それについての意見を
150ワードで答える問題になります。
質問事項は英語で記載されていますが
英検4級までの知識量があれば質問を
取り違えることはないでしょう。
ただしただの英文ではなく
意見を150ワードで書くタイプの問題のため
自分の意見をいうのが苦手というお子様は
日頃からアウトプットの練習をしておくのが
よいでしょう。
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筆記問題まとめ
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大問1は英検4級程度の単語力・文法知識が
あれば8割以上は取れるはずです。取れると言えます。
ただ比較級や
will=be going toへの置き換えなど
しっかりとした知識が必要になります。
大問2に関しては
英検4級までの単語・熟語だけでは
解くことが出来ない問題があります。
大問3に関しては英作文対策だけでなく
自分の意見を日頃から伝える練習が必要です。
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筆記試験でテストの点数を取ることも大切ですが
聖学院合格のために忘れてはならないのが面接です。
こちらは英語と日本語のどちらも聞かれます。
気になる質問内容は
・志望理由(なぜ聖学院に入りたいのか)
・今までの人生で頑張ってきたこと
などがこれまでの受験では聞かれました。
内容的に英語で答えるのが難しく感じるかもしれませんが
英語で答えることよりも、自分の意見を伝えられるのか
ということに比重が置かれているとのことでした。
英語での質問にたまに日本語で答えてしまう受験生もいたそうです。
以上が聖学院英語入試の中身の解説になります。
今後も英語入試の情報を載せてまいりますね。
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