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SGHとWWLって何?WWLの指定校はグローバル教育の実践校!?

こんにちは。GrowVaLスタッフです。


今回は

「SGHとWWLって何?WWLの指定校はグローバル教育の実践校!?

というテーマでお話をしていきます。


SGHとWWLをテーマについて今回説明をしますがなぜこのテーマなのか?


それは、次回紹介する富士見丘中学・高等学校(東京)

グローバル教育の実践の「すごさ」をお伝えするためには

まずは、このテーマを知ってほしいからです。

次回の富士見丘中高の記事を楽しみにお待ちください。


SGHとは?


それでは、SGHとWWLについて説明致します。


SGHとは、スーパーグローバルハイスクールの略になり、文部科学省が国際的に

活躍できる人材育成を重点的に行う高等学校を指定する制度です。その目的は、社会課題に対する関心と深い教養、問題解決力、コミュニケーション能力などの国際的素養を身に付けた将来のグローバル人材を高等学校段階から育成することです。


国際化を進める国内の大学や、企業、国際機関などと連携を図り、

グローバルな社会課題を発見・解決できる人材、グローバルなビジネスで活躍できる

人材の育成に取り組む高等学校を文部科学省が公募し、SGHに指定します。


指定期間は、平成26年度から5年間で、

国公私立高等学校および中高一貫教育校が対象となり、

国立12校、公立73校、私立38校の計123校が指定されています。

※ちなみに、初年度は246校の申請に対し56校のみ指定という約5倍という高倍率でした。


SGHは、研究開発学校として独自の課題研究を中心とした教育課程を実践することが

できます。単なる語学教育だけでなく、目指すべきグローバル人材像を設定し、

グローバルな社会課題、ビジネス課題をテーマに、大学や企業・国際機関と連携しながら

探究し、グループワークやディスカッション、論文作成、プロジェクト型学習等の形態で

実施します。学習内容や具体的な課題の設定、目指すべき人物像は、それぞれの地域や学校の特性を活かしたものになっています。


WWLとは?


しかし、SGHは高校ごとに取り組む内容のレベルに差があり、いくつかの課題

文部科学省より指摘されました。教員のグローバルマインドセットの資質や能力の育成が求められ、グローバル人材としての手本となれるような教員養成や研修、海外研修などが

課題にあげられた。また、海外との交流事業は、交流する提携先や引率する人材の確保の面で実施が困難なケースがあった。さらに、ICTを活用したオンライン交流の促進なども求められるようになった。そのため、SGHは20年度に終了した。

そして新たに、文部科学省は国際的に活躍できる超トップレベルの人材を育てる高校を全国で約10校、指定する方針を決定しました。※将来的には約50校に広げる予定です。

この文部科学省の新事業がWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業です。


WWは、イノベーティブなグローバル人材を育成するため、高等学校等と国内外の大学、企業、国際機関等が協働してより高度な学びを提供する体制をつくることを目指します。 先進的なグローバル教育を実践する全国の高校から28校(2019年度:10校、2020年度:12校、2021年度6校)がカリキュラム開発拠点校に選定されます。


新事業の背景には、人工知能(AI)やICT(情報通信技術)の発達に伴って、人材育成の変革を求める声が高まってきたことが挙げられます。すべてのモノがインターネットでつながる「IoT(Internet of Things)社会が到来しつつある今、それらを活用して新たな価値を生み出せる人材や、社会課題を克服する創造性の高い人材を輩出できる教育へと転換する必要性を、政府も訴えています。 具体的には、文系・理系の両方を学ぶ高大接続改革を目指し、

・グローバルな社会課題研究のカリキュラム開発

・外国語や社会科学等の複数の教科を融合した「グローバル探究」等の科目の設定

・国内外の高校生が参加する「高校生国際会議」の日本開催

・海外のハイレベル人材と日本人高校生の探究活動など

を支援する構想です。


WWL事業は、SGHよりはるかに高度の教育が求められます。

・これまでのスーパーグローバルハイスクール事業の取組の実績等、

 グローバル人材育成に向けた教育資源の活用ができる

・高等学校等の先進的なカリキュラムの研究開発・実践と持続可能な

 取組とするための体制が整っている

・高等学校等と国内外の大学,企業,国際機関等が協働し,

 テーマを通じた高校生国際会議の開催等,高校生へ高度な学びを提供する

 仕組み(ALネットワーク)が形成されている


このWWLに指定された学校は、上記の条件をクリアしている学校で

本格的なグローバル教育の実績あり、人財育成・国内外の高校や大学などとの

協働体制が充実し、カリキュラム開発の拠点となりえる、と文部科学省が

認めた学校なのです。

※現在、WWLに指定されている学校は28校しかありません。


まとめ


以前の教育セミナーで鏑木より、「想い⇒言っていること⇒やっていること⇒結果」

学校選びでは重要という話がありました。

今回、説明をしたWWLは、まさに「想い・言っている・やっていること・結果」

学校が指定されています。本格的なグローバル教育が実践されている学校であり、

学校選びの基準に十分なりえる学校になります。

そして、全国で28校しかないWWLに富士見丘中高は指定されています。

次回、富士見丘のグローバル教育を紹介いたします。

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