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中学受験:思考力入試シリーズ③桐蔭学園中等教育学校で「探究型(みらとび)入試」が今年からスタート!

更新日:2023年2月3日


今回は、

中学受験:思考力入試シリーズ③

桐蔭学園中等教育学校で「探究型(みらとび)入試」が今年からスタート!

についてお伝えします。


桐蔭学園中等教育学校では、来月の2月1日に「探究型(みらとび)入試」という思考力入試をはじめて実施いたします。

思考力入試とはどのような入試なのか?については、以下の記事を参照ください。


なぜ探究型(みらとび)入試を実施するのか?


桐蔭学園中等教育学校(以下、桐蔭)が、探究型(みらとび)入試を実施する目的は、以前のかえつ有明中学校と同じ目的になります。桐蔭では、「探究」「アクティブラーニング型授業」「キャリア教育」が学びの三つの柱とし、探究授業は、中1から高3まで6年間一貫した探究カリキュラムを実践しています。

【探究カリキュラム概要】 ◇中1・中2

・探究に必要な共通スキルを学習 :インターネットの使い方、図書館での調べ方、

分析の仕方やスライドの作り方などを学ぶ


◇中3

・グローバルチャレンジという授業がスタート :1年間、特定の国を決めて、その国の利益と世界の利益を考えた模擬活動をする模擬国連を実施

:視座の転換や多角的な物事の見方を獲得し、課題設定能力をみにつけることがねらい

◇高1 ・サイエンスチャレンジ :1学期⇒データサイエンス学び、データ収集・整理の仕方や課題の設定などの力を身に付ける :2学期⇒実際の足を運んで情報収集をする :3学期⇒探究計画書を作成する

◇高2 :各ゼミにわかれて自分のしたい探究をスタートする

:個人・グループ発表を全員が実施し、論文を作成

 ※以下が実際の生徒さんの探究成果になります。


このように、桐蔭学園の探究授業は中高一貫のカリキュラムしっかりできており、その授業の軸がアクティブラーニングになります。この授業をけん引してくれる生徒が入学すれば、より探究授業が活性化されると考え、これらの背景が入試の目的になります。


探究型(みらとび)入試とはどんな入試?


では、どのような試験なのかについて説明していきます。 試験は、「探究型入試」と「算数基礎」を実施します。同日に行われる2科目入試の「算数」よりも易しめの別問題です。それぞれ配点は100点になります。 しかし、算数基礎はあくまでも参考であり、探究型入試=総合思考力問題の得点を中心に

総合的な判定を行ないます。ちなみに、面接試験はありません。


探究型入試の入試時間と配分は、時間が50分で配点が100点になります。

課題が1つ出され、それに関する資料が5枚用意されます。説明会での試験例では、「太陽光発電の課題を発見し、解決策を提案せよ」でした。この提示された課題に対して、5枚の資料を使って、答案用紙に提案内容を記述します。答案用紙には以下の点をふまえて記載するように指示されます。 ・「現状」「課題」「解決策」「今後の展望」をわかりやすく示せるか。 ・資料から正確に情報を読み取ることができるか。 ・読み取った情報から、課題を発見することができるか。 ・発見した課題の解決策を提案することができるか。 ・次の探究にながる今後の展望を掲げることができるか。 ・自分が知ったことや、考えたことを分かりやすく表現することができるか。 これらの条件は、実際の桐蔭の探究授業の型になります。自ら設定した課題に対し、情報を整理・分析し、問題を解決する力を身に付けるための探究授業を、桐蔭では「みらとび」と呼んでいます。この授業によって、未来への扉を開いてほしいという願いから「未来への扉」と名付けられたそうです。



探究授業の成果で大学受験に!


『GrowVaL』のセミナーや記事で何度も紹介してきましたが、大学入試改革が行われ、

大学入試の主流は、偏差値が問われる一般入試ではなく、自分がやりたいこと・探究してきたことで合格できる総合型選抜入試に変化しています。

桐蔭では、探究授業を徹底してきた結果である総合型選抜入試の実績がとても高く、総合型選抜が難しいと言われる国公立の合格も出しています。以下の実績を参照してください。


※ちなみに、ここまで総合型選抜の実績を細かく公開している学校はほとんどありません。


今回も思考力入試を紹介してきました。知識の詰め込み量で合格する入試でいいのか?それとも思考力や探究力で合格する入試がいいのか?これからの時代は後者の入試であり、大学受験の総合型選抜入試が主流になったように、中学入試で思考力入試が主流になる日が必ず来ると、実感しています。


桐蔭では、この「探究型(みらとび)入試」は、「自由研究が好き!や自分の好きなことがある!」という子には最適です、とお話していました。

ぜひ、好きなことがあるお子さまは、桐蔭の説明会に参加されると良いと思います。


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